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「ビッグマック指数」マレーシアは域内最割安

記事の概要

英エコノミスト誌はビッグマック指数の2014年最新版を発表した。マレーシアは2.23ドルとなりASEAN10ヶ国で最も割安であることが分かった。

マレーシアの通貨リンギの対米ドル為替レートは1ドル=3.32リンギだが、ビッグマック指数に当てはめると1ドル=1.60リンギとなり、リンギが51.85%過小評価されていることになる。日本は2.97ドルで35.69%の評価安だった。

なお、ビッグマックを最も安く購入できるのは1.54ドルのインド、最も高いのは7.80ドルのノルウェーだった。

元の記事を読む→ 【2014年02月06日:Respopnse

フィリピンのビッグマックはおいくら?

ビッグマックが800円?ノルウェーだけは行きたくないわ。笑

世界の国々のビッグマックの値段を米ドルに換算して比べてみようというビッグマック指数。例えば日本でビッグマックは310円で1ドル=104円なので、日本のビッグマックの値段をドルに換算すると310÷104=2.97ドルってことです。

フィリピンのビッグマック

ちなみに僕が住んでいるフィリピンではビッグマックは135ペソ、米ドルに換算すると2.98ドルです。日本と変わりませんよね。左の写真はフィリピンのマクドナルドのサイトに載ってるビッグマックの写真です。写真と現物が違いすぎるのも日本と同じwww

マニラで庶民が利用する道ばたの食堂で一番安いメニューが50ペソくらい。貧しい地区に行くと30ペソくらいで食べられますので、フィリピンでビッグマックは安いとはいえない食べ物です。

アジアのビッグマック価格を比べてみよう

元記事にあります通り、ビッグマック指数はイギリスの経済誌エコノミストが毎年発表しております。国ごとの詳しいデータはこちらのページからダウンロードできます。→「The Big Mac index:The Economist

ただ、ダウンロードしてもエクセルに細かい数字がびっしり並んでるだけですので。東南アジアニュースでは東アジア、東南アジアのビッグマックの米ドル価格を地図に落としこんでみました~

東南アジアのビッグマックの価格

いかがでしょうか? こうやって見てみると日本のビッグマックってけっこう安くありません? アベノミクスの円安効果もあるんでしょうか。1ドル=80円で換算すると3.94ドルになりますからね。しかし円安効果を差し引いたとしても、物価が4~5倍くらい違う中国やフィリピン、タイなどと同じ水準です。それを考えると安いですよ。

ただ、韓国が3.47ドル、シンガポールが3.60ドルであることを考えると、日本でも3.5ドル前後が妥当なところ。そうなるためには1ドル=88円くらいになる必要がありますから、やはり今の円安は実態に合っていない。この先、1ドル=90円くらいまで円高に進むかもしれませんね。

地図のすみっこに書いてますが、アメリカでは4.62ドルだそうです。500円っすよ。セブンイレブンで弁当とお茶が買えるじゃないですか。うーん、アメリカが高いのか、日本が安すぎるのか。

考えどころ、突っ込みどころ満載のビッグマック指数。みなさんもぜひ元データをご覧になっていろいろ突っ込んでみてください。笑